休日に佐賀に遊びに行ったら
大学時代の部活の後輩とばったり会って
"何でここにいるんですか?佐賀ですよ?"
という質問をされてとっさに出た答えが
"いや、休日だから"
という全く的を得ていないもので
自分の対応能力のなさに
いつまでも落ち込んでいる
"よりみち外科医"です。
インタビューとかは
本当にやめてください
#そんな需要どこにもない
私のプロフィールについては以下をご参照ください。
https://yoriste.com/profile/
今日は下積みについて、
主に雑用について書いていこうと思います。
今回の記事の内容は
以前紹介した"死ぬこと以外かすり傷"
より一部引用させていただきながら
自分の意見も付け足しました。
遅咲きの苦労人のインタビューなどで
下積み自体の苦労が実を結んで...とか
下積み時代に身に着けた経験が今に生きて...とか
よく耳にすることがあります。
#妙に共感してしまう
下積みをしっかりしている人の方が
根性があるとか
謙虚であるとか
もっともらしいことですが
それはどんな下積みにも当てはまることなのでしょうか。
例えばサッカーを上手になりたい少年がいたとします。
サッカークラブに入団したばかりのころに
リフティングばかりすることと
球拾いばかりすること
この二つの下積みは同じ意味合いを持つでしょうか。
#どっちも身に覚えがある
リフティングではある程度ボールを扱う実力が付くでしょうし
やり方を工夫すればその人にしかできない技を発明する可能性もあります。
一方で球拾いはというと
いくら一生懸命やったとしても
球拾いが上手になることはあっても
サッカーが上手になることはありません。
#球拾いが上手って?
ただ、
どちらにせよ試合に出ないと
サッカーがうまくなるという目標からは
遠回りあるいは道草でしかないとも言えます。
もしサッカーを上手になりたいという目標を
はっきりと明確にしている人であれば
自分にとって意味のある下積みなのか不毛なものなのか
判断がつくと思います。
そして不毛であると判断した場合には
即そのチームは退団して
別のチームに入団することを考えるでしょう。
#やめる勇気
私の大好きな漫画に
"ホイッスル!"
サッカー漫画があります。
その主人公も
名門チームに所属していながら
身長が低いということを理由に
球拾いだけをさせられていたことに気づき
無名のチームに移籍することからストーリーが始まります。
そこからも主人公のサッカーが上手になりたいという強い思いと
感動的な展開が続く青春漫画ですが、
そもそもこのチームを移籍するという決断がなければ
試合に出ることすら叶わなかったでしょう。
#3巻でいつも号泣します
子どもの頃も大人になってからも
自分の目標が何なのか決めていないと
自分の目の前の下積みが
大切なものなのか
不毛なものなのか
の判断はつかないと思います。
一方でその下積みが直接的に目標に関連しないようでも
取り組み姿勢ややり方を工夫することで
意味を持たせることもできると思います。
忘年会の余興に参加することを例に考えてみましょう。
恥をさらして笑いを取ることは
手術を上手にするという目標に全く沿わないものに思えます。
#実際そうだと思います
一方でそれにかかわる業務では
動画の編集→プレゼンテーターの能力
チームの編成→人を採用する力と、牽引するリーダーシップ
練習スケジュールの調整→マネージメント能力
出し物→人前で練習通りのパフォーマンスを発揮する力
のように、
本腰を入れてやれば
余興をやらない人と比べて
付けられる力が存在します。
医療の日常業務の中には
下積みというか雑用というか
手術に関連しないものが多々あります。
#大学病院は特にひどい
不毛なものは極力やらなくていい努力をするか
少しでも役に立つように工夫するか
それでもだめなら別の組織に移籍するか
しっかり考えるべきだと思います。
#どれも悪ではない
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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→よりみち外科医のstep up note | 回り道でもupdate!!
ひとやすみ、ひとやすみ。