いざ、マイルで参る
というギャグを思いついて
いつの日か使ってみようと思っていますが
使えるシーンがいまひとつ思いつかない
“よりみち外科医”です
>使い道のないギャグをなんで思いついた
私のプロフィールについては以下をご参照ください。
https://yoriste.com/profile/
あなたは仕事には、
わかりやすい節目のイベントがありますか?
私の所属する
一番のイベントが
セミナーでの発表です。
セミナーとは
研究室のメンバーが全員集まって
一人が発表する機会です。
先日私が担当で
無事に発表を終えたので
充実感とともに記事にして情報を共有します。
<セミナーの内容>
私の所属する研究室では
・ワーク
・ランチ
の二つのセミナーがあります。
ワークでは
これまでの自分の実験結果について
現状の報告と、
今後の方針を共有し、
他の研究者からの
レビューをもらう機会です。
ランチとは
自分の研究のテーマに関連する
最新の知見を得るために
論文を紹介する
いわゆる抄読会です。
数ヶ月に一度の頻度で
どちらかの担当が回ってきて
発表することになっています。
だいたい発表の予定日の
1週間くらい前から
集中的に準備をして
当日が一番睡眠不足で
ハイになっています。
<毎度学位審査のつもり>
毎度鋭い追求を受けることが
研究室の伝統となっており、
ワークでもランチでも
可能な限りの準備をします。
毎度の発表が
学位審査のつもりで
話す内容を整理して
理路整然とした発表をしなければなりません。
4年間この習慣を
続けてきた結果として、
学位審査でも普段通りの心構えで
挑むことができるということを信じて、
先輩方は見事にクリアされてきました。
<準備をしていて気づく発見>
私はまだ学位審査を経験していないのですが、
セミナーの成果を実感することは
日々経験します。
普段の実験は
計画的に進めているはずですが、
改めて見ると足りない実験や、
もう少し条件を整理してやり直したい実験など
ワークの準備をしていて
気付かされることがあります。
自分のやろうとしている実験が
本当に新しいものなのか、
いい結果が期待できそうなのか、
ランチの準備で
最新の論文を読み漁ることによって
見えてくることがあります。
<ときどき立ち止まって振り返ることも大事>
今回の内容は
私の研究室での経験に基づくものですが、
臨床でも応用が効くかもしれません。
ケースレポートの論文を書いていると、
自分の向き合った症例に
実は別のアプローチもあったり、
追加したほうがよかった検査があったり、
振り返ることによって
見つかるものがあると思います。
私たち外科医は
常に前を向いて
一つ一つ経験を積み重ねていく
性分ではありますが、
大きな飛躍を遂げるためには、
定期的に立ち止まって、
自分がやってきた医療を見つめ直すことが
大事なのではないかと思いました。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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→よりみち外科医のstep up note | 回り道でもupdate!!
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少しでもお役に立てる情報を発信していきます。
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