よりみち外科医のひとりごと

"よりみち外科医のstep up note"のセカンドブログです。

 大学院で基礎研究によりみちした外科医が、
 技術的、経済的、社会的自立を目指して
 奮闘する毎日を描いた
 ひとりごとブログです。

 

理解してもらうまでが説明だけど

一蘭のカップラーメンには
具が全くついていないので
麺をすすった後も
何かもの足りなくて
スープを全部飲んで
胃がもたれてしまった
“よりみち外科医”です

>後悔しかない

 

私のプロフィールについては以下をご参照ください。
https://yoriste.com/profile/

 

あなたは自分が説明したつもりのことが
うまく伝わっていなくて困惑したことはありませんか?

 

私たち心臓血管外科医は
主に血管病のリスクである
高血圧のコントロールも
積極的に行っています。

 

先日の外来のことですが、
高血圧の患者で
正確な血圧を計測していただけなかったために
治療がうまくできなかったという
経験を共有させていただきます。

 

<血圧の管理>

 

病院で計測する血圧は
家庭での血圧よりも
高めに出てしまいがちな人がいます。

 

このようの症状を
白衣高血圧といい、
正確な血圧を把握するために
家庭での血圧を血圧手帳に記載し、
外来で確認させてもらうことにしています。

 

家庭で血圧を測るタイミングは
起床時と就寝前で、
起床時は薬を内服する前、
活動をする前に計測し、
就寝前は活動を終えて
時間が経ってから計測します。

 

安静時の血圧を把握することが目的ですが、
先日の外来で食後に計測した血圧を
毎回血圧手帳に記載していた
患者がいました。

 

<説明文は読まれなかった>

 

初回の診察は
私が行ったわけではありませんでしたが、
おそらく説明はされていたはずで、
説明がされた書類も
手渡されていました。

 

こちらを読んでおいてください

 

外来でよく用いられる言葉ですが、
果たしてどれほどの人が
家に帰ってその文書に
目を通していただいているのでしょう。

 

自分の立場に置き換えると、
その書類に関することが
自分の命と直結すると考えなければ
そのまま放置されてしまうのも
頷ける気がします。

 

 

 

<自己責任と管理責任って>

 

説明した内容について
正確に実行してもらえなかった場合、

・患者の自己責任なのか
・医師の管理責任なのか

どちらなのでしょう。

 

どちらにしても悲しいことで、
患者の責任と言って諦めたくもないし、
医師の責任を追求してもキリがない。

 

やはり正確な行動に移してもらえるような
説明をするしかないのではないでしょうか。

 

<危機感を持ってもらわないといけない>

 

実際に行動するためには
動機が必要だと思います。

 

私たち心臓血管外科医だからできる
患者に動機を持たせる説明を
考えるべきなのでしょう。

 

高血圧により起こりやすい疾患では
急性大動脈解離や
不安定狭心症などがあり
命に関わる大変な手術を
日常的に行っています。

 

そうなってからでは遅いことを
実体験を踏まえて説明することにより
危機感を持っていただけるのではないでしょうか。

 

外科医だからこそできる説明で
より患者に病識を持ってもらう活動を
今後も心掛けていきたいです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

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外科医の日常をつぶやきつつ
少しでもお役に立てる情報を発信していきます。

 

ひとやすみ、ひとやすみ。