もしも人生がやり直せるなら
また心臓外科医になりたいと思うが、
大学院で研究する必要がある医局は
絶対に選択肢ないと
今更遅い後悔をしている
“よりみち外科医”です。
>学生時代に見る目がなかった
私のプロフィールについては以下をご参照ください。
https://yoriste.com/profile/
あなたは自分が得た情報を
積極的にチームのメンバーに開示していますか?
情報に価値があるいうことは
言うまでもありません。
医療の場では
患者さんについてのたくさんの情報を
所見やデータから得て
治療に活かしています。
今回はその情報を
いかに積極的に共有するかが
大事じゃないかということについて
記事にしました。
<情報開示はチームが動くのガソリン>
チーム医療をうまく成り立たせるためには
患者について必要な情報を
医師間、コメディカルとの間に
共有できていることだ重要です。
不十分な情報しかなければ
治療方針を変えることができないため、
状況に応じた積極的な医療が
進められなくなります。
情報は車のガソリンのようなもので、
追加されずに時間がたてば
動けなくなってしまいますし、
絶えず継ぎ足されることにより
治療はどんどん前に進みます。
もちろん立場によって
欲しい情報は異なりますが、
必要十分に得ることで
チームとして患者にとって
ベストな治療を提供することができます。
<開示しない理由があるの?>
得られた情報の扱い方として
積極的に開示する人と、
自分だけの秘密にしておく人、
伝えることが上手な人と、
伝え下手な人、
色々な人がいますが、
一番問題なのは
伝えるのが面倒だといって
放っておく人もいることだと思います。
患者の情報を開示することも、
治療方針を決めるための自分の知識を開示することも、
どちらも非常に大事であり、
チームが同じ方法に進むために
必要なことだと思います。
開示した情報が広がれば、
チームの輪が広がって
より多くの意見や知見を得ることができます。
手間をかけて情報を開示することには
大いなるメリットがあると私は考えていて、
それをやらないメリットがむしろ
少ないのではないのでしょうか。
<個人情報は例外です>
ただ、間違えてはいけないのは、
個人情報などの
秘密を守ることが義務付けられている情報は
全く別物です。
この情報は広がりすぎて
管理できない状態になると
プライバシーの侵害になり、
患者とその周囲の人にとって
幸せでない結果につながりかねません。
プライバシーを侵害しうる情報であるかどうかは
医療の現場に関わらず、
慎重になるべきであると思います。
<アップデートし続けないとネタ切れになる>
情報を開示し続ける習慣をつけると
自分が得た情報をアウトプットする一手間により
患者の情報を整理できるようになり、
得た知識の定着にもつながります。
一方で新しい知識が入ってこない人は
ネタ切れを起こして
話すことがなくなってしまいます。
あまり自分の意見を主張できない人や、
得た情報を開示しない人は
アップデートが少ないために
ネタ切れを起こしているだけなのかもしれません。
自己成長を促すためにも
情報を開示するだけのアップデートと、
伝わりやすい開示をする能力は
医師としては必須の技能だと思います。
私は医師としても人間としても
話すネタが尽きないキャラクターをめざして
日々アップデートしていきたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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→よりみち外科医のstep up note | 回り道でもupdate!!
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