よりみち外科医のひとりごと

"よりみち外科医のstep up note"のセカンドブログです。

 大学院で基礎研究によりみちした外科医が、
 技術的、経済的、社会的自立を目指して
 奮闘する毎日を描いた
 ひとりごとブログです。

 

大学院生が支える地域医療

見た目も中身も
ホストとはほど遠い存在なのに
ROLANDさんの書籍に
共感しまくっている
“よりみち外科医”です。

>俺か?俺じゃないか?って言ってみたい

 

私のプロフィールについては以下をご参照ください。
https://yoriste.com/profile/

 

あなたが当たり前にようにしていることが
意外と人の役に立っていることを
再認識したことはありますか?

 

大学病院に勤務している医師は
給料が非常に少ないため、
生活費を得るために
外勤を行うのが
一般的です。

 

とりわけ大学院生は
研究の時間を
自分で調整できるので、
平日の日常業務を手伝うために
外勤に行くことが多いです。

 

自分の生活のために
地方の病院のヘルプに
入っているわけですが、
これが意外と人助けになっている
現状があります。

 

今回は大学院生の
外勤との関わりについて
記事にしました。

 

<大学院生の医師が行う研究>

 

私たち医師の中には
研究医を経て医師としての
キャリアを積む過程で
大学院博士課程に入学する
人がいます。

 

日常診療の疑問点を
科学的に解明したい人、
診療しながら論文を書くための
トレーニングを目的とする人、
偉くなるために
博士課程が欲しい人、
目的は様々です。

 

私たち外科医では
手術を通した臨床能力を
重視している人が多いので、
多くの場合は博士課程を取得するために
入学しています。

 

<生活費を稼ぐために地域に派遣>

 

大学院に入学すると
学費を支払う必要があり、
生活費も稼ぐ必要もあるので、
収入源の確保が必須です。

 

奨学金は
確実に獲得できるものではなく、
家族を養うには不足しているので
ほとんどの医師は外勤に行きます。

 

外勤先は
大学病院と契約している
地方の一般病院や
クリニックです。

 

 

 

<“穴を埋める”という基本的な考え方>

 

私たち大学院生は
医師が不足している病院やクリニックの
穴を埋める役割をします。

 

その役割は
人手としての一面と、
専門性としての一面があると思っています。

 

患者数に対する医師の数が
絶対的に足りないので

その病院でおこなっている
医療行為を手伝うのがまず一つ。

 

そして、
追加治療が必要な患者に対して
専門性の高い治療を施したり、
大学病院に紹介するパイプとなったりする
役割がもう一つです。

 

大学院生といえど
専門科に所属している
医師には違いないので
数としての役割以上の
パフォーマンスが期待されます。

 

人手としての穴を埋める。

専門性の穴を埋める。

 

こうして地域医療が破綻しないように
大学院生があくせく働いています。

 

<今日も大学院生が日本の医療を支えています>

 

社会はうまくできています。

 

医師に博士号の必要性をチラつかせることで
大学院生を確保し、
その大学院生は生活を維持するために
地域医療を支えます。

 

さらに足りない人員は
大学病院の医師の給料を
生活できないレベルまで渋ることにより
外勤へと誘導します。

 

こうやって知らず知らずのうちに
私たちは社会に対して
大きく貢献してきたのだと思います。

 

私も含め
周囲の大学院生の友人も
いろいろな業務をこなすがゆえに
臨床も研究も中途半端で、
うまく結果を出せないことが多くあります。

 

そのことに頭を抱えていたり、
周囲からの目を気にしたり、
生きづらくなることもあるかと思いますが、
大学院生にしかできない
社会貢献を無意識におこなっているはずです。

 

苦労が絶えない大学院生が
胸を張って前を向ける
お手伝いができたらなと思って
記事を書きました。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

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→よりみち外科医のstep up note | 回り道でもupdate!!

 

外科医の日常をつぶやきつつ
少しでもお役に立てる情報を発信していきます。

 

ひとやすみ、ひとやすみ。