よりみち外科医のひとりごと

"よりみち外科医のstep up note"のセカンドブログです。

 大学院で基礎研究によりみちした外科医が、
 技術的、経済的、社会的自立を目指して
 奮闘する毎日を描いた
 ひとりごとブログです。

 

中に入れる人って強いよね

電動キックボードが街に導入され
最近ちらほら見られるなぁと思っていたら
今度は電動スクーターが導入されると聞いて
いや、さすがにヘルメットの使い回しは嫌だなと思って
amazonでお気に入りのヘルメットも見つけておこうと
無意味な検索をしている
"よりみち外科医"です。
#杞憂でしかない

 

今日は少し暑苦しい話です。

 

先日サッカーW杯予選を見ていて感じたことですが
(アジア最終予選の初戦?)
試合終了後の内田篤人さんのインタビューと
それに対する選手の反応をみていると
お互いに理解があるからこそ自然に言葉が出てくる
インタビューの本質に触れた気がしました。
#W杯でれるかな?

 

これは内田篤人さんが
ついこの前まで日本代表のユニフォームを背負って
この試合に出ていた選手と戦っていたからこその
自然さだったのだと思います。

 

解説者と選手
立場が違うもの同士で一つの仕事をするときに
解説者が選手の輪の中に入れるという前提は
非常に有利ですよね。
#選手の気持ちがわかる解説者

 

これはこのインタビューに限らないと思っていて、
例えば私たち医療の話。

 

病院の院長なんて
医療行為をしないのだから
経営能力のあるどこかの経営者を呼んできた方が
どう考えても経営はうまくいくはずなのに
どこの病院をみても
現役を引退した医師が院長になっています。
#経営が心配

 

おかしなようでこれは至極真っ当で、
経営者と医師という立場で仕事をする場合、
実は医師は医師の言うことしか聞き入れません。
#わがままっちゃわがまま

 

病院で行われている仕事は
医療行為であって
医師が医師以外の医療の素人から指示された内容なんて
経営としては正しくても
医療としては正しくないと判断して
聞く耳を持つはずがないんです。

 

効率化だけを考えて
うまくいかないことも
中に入れる人を使うことで
簡単にうまくいくことは少なくないと思います。

 

他にも良い例があります。

 

世論の批判の標的にされる
"天下り"
は正にそれです。
#急に政治的

 

私は天下り自体は悪いことではないと思っていて
政府や大企業の経験者が
引退後に再就職した会社で前職と接触する窓口となって
その会社の業務を円滑にするというのは
非常に効率が良くwin winの関係だと思います。

 

ただ、
天下りが問題なのは
そのプロセスです。

 

引退してからパイプを利用して
仕事を円滑にするのはもっとものことですが
引退する前からひいきをして
国家や企業に対して不利益を与える行為は
ただの職権濫用、背任行為です。
#ニュースやドラマになるやつです

 

コンプライアンスがしっかりしていれば
あるいは間に利害関係のない第三者を介入させていれば
天下りは良い制度だと思います。
#天下りバンザイ

 

話がだいぶ政治的になってしまいましたが、
自分の経験を次に活かすとき、
元いた場所の中に入れる力は
自分にとって非常に有効な武器になると思います。
#中に入れる人って強いよね

 

そのためにも
今自分のいるポジションとコネクションを大切にして
嫌われないように心がけたいものですね。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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ひとやすみ、ひとやすみ。